作曲科の活動ブログ
ジャック・ボディ/Jack Body プロフィール
Jack Body
1944年生まれ。作曲家、民族音楽学者、ニュージーランド音楽大学准教授(作曲)。
アジア作曲家連盟理事。ワイテアタ音楽出版(ニュージーランド音楽大学)編集長。
オークランド大学を卒業、奨学金を得てケルン、ユトレヒトに留学。インドネシア音楽アカデミー客員講師などを務めた。
▽作曲活動
室内楽、オーケストラ作品、ミュージックシアター、ダンス音楽、映画音楽、電子音楽など、多くのジャンルに渡る。
アジアの音楽文化、とりわけインドネシアのものに魅了され、強く影響をうけている。写真やサウンド・インスタレーションの分野でもアーティストとして活動している。
ニュージランドを代表する作曲家であり、作品は各国で広く演奏されている。NZ弦楽四重奏団、NZ交響楽団、NZトリオなどからの委嘱作品があり、クロノス・カルテットのためにも4曲ほど作曲している。
レヴィ・アリーの生涯に基づくオペラ<アリー>は、1998年のNZ国際芸術祭で好評を博した。
これまでにアザー・マインズ・フェスティバル(2004)、イノエ・ムジーク・アウス・イノゼーラント(2006)、北京モダン・フェスティバル(2008)、シンシナティ2008フェスティバルなど、多くの音楽祭から招聘され作品を発表している。
また2004年のNZ国際芸術祭ではポートレイト作曲家の栄誉を受けている。
インドネシアの音楽文化とのかかわりでは、ジャワ音楽家と弦楽四重奏のための「カンプル・サリ」、クラリネットとジャワ・ガムランのための「ポリッシュ・ダンス」などがある。
▽主な録音
Suara:Environmental Music From Java
「スアラ」(インドネシアの現地録音を使用した電子音楽作品)
Odeレコード
Jack Body:Pulse「パルス」
(非西洋伝統音楽からの編曲に基づくシリーズ)
Rattleレコード
「パルス」は、2002年NZベスト・クラシックCD賞を受賞している。
HP: http://www.jackbody.com